リアルバイトでお金を稼ぐ場合、何の問題もなければ一番よいのですが、必ずしもそうはいきません。
特に問題となるのが、人間関係です。
これは、まさに人が生きていく限り永遠のテーマと言えるでしょう。
「なるべく波風を立てずに仕事をしたい」
そのために簡単にできる10個の方法を提案したいと思います。
1、挨拶をする
アルバイト先の上司やアルバイト仲間すべての人に対して、会ったら必ず挨拶をするようにします。
例えば、朝ならば「おはようございます」、帰宅する時は、「お先に失礼します」、外から帰ってきた人に対して、「お疲れさまです」など。
ただし、相手から返事が返ってくることを期待しないようにします。
返事を期待すると、
「なぜ返事をしないんだ」
「返事をしないのは、私(僕)のことが嫌いなんだ」
「礼儀知らずだ」
などと、いわゆるいろいろな妄想を抱いてしまいがちです。
でも、何も期待しなければただ、返事が返ってこないだけで嫌な感情も沸いてこないで済みます。
返事が返ってこなくても、挨拶をしたことを相手は認識しているので、それが相手と自分の距離を少なからず縮めてくれます。
そして、毎日繰り返すことで、相手が心を開いてくることもあります。
なので、ただ黙々と続けること。これが大事です。
2、笑顔で話す
もし、話しをしている人が機嫌が悪そうにしていたら、あなたはどう思うでしょうか?
いい気分にはなりませんよね。それは、相手も同じことです。
話す時にはえがおで話すようにします。もちろん、満面に笑みをたたえる必要はありません。
特に初対面とかまだ知り合って間もないうちは、軽く微笑む程度で十分です。
こちらが笑顔で話すようにすると、次第に相手も笑顔になります。なので、これも気長に続けることがいいです。
相手も笑顔で話すようになれば、グーンと距離が縮まり仲良くなっていけます。
3、嘘をつかない
嘘をつかれたら誰でも嫌な気持ちになります。
人は、自分を守ろうとしたり、得をしたいと思って嘘をつくことがありますよね。
でも、その嘘があとでバレたら…。途端に信用を失ってしまうでしょう。
嘘をつくだけで、バイトをやめさせられることもあります。
嘘をつくことは百害あって一利なしです。
自分にとってまずいことであっても正直に話すこと、これが大事です。その方がかえって信頼されて好かれます。
4、自分の考えを押しつけない
仲良くなってくるとやってしまいがちなのが、自分の考えの押しつけです。
もちろん、仕事のやり方などが間違っているというのは、指摘すべきですが、どちらでもよいことを自分が正しいと勘違いして決めつけることはよくありません。
相手のことを思ってのことでも、相手を否定してしまうことがあるのです。
5、バイト仲間を尊重する
これは、人として当たり前のことですが、仲間を人として対等に見ないといけません。
自分の方が年上だから偉いとか、経験があるから尊敬すべきとか、相手を尊重していないと、それが態度に表れます。
すると、相手にも伝わるのでよい関係になりません。
バイト仲間のことを平等で尊重すべき存在だというスタンスでいることが大事です。
6、仕事に責任を持つ
バイトを頻繁に休んだり、出勤時間に遅れたり、仕事で失敗ばかりしたら、バイト仲間にも迷惑がかかります。
ですので、まかされた仕事はしっかりとやらないといけません。
無責任だと、バイト仲間からもよく思われないし、雇い主からも信頼されなくなります。
ですので、バイトで雇われたらまず、しっかりと仕事を覚えるようにします。
そして、わからないことはどんどん聞いてなるべく早く一人前になるように頑張っていくのがいいでしょう。
7、悪口や愚痴を言わない
バイト先でも学校でも、人が集まると必ずいさかいがあります。
そして、中には悪口を言ったり、愚痴を言ったりする人が必ずいます。
悪口を言うのが嫌だったり、愚痴を聞くのが嫌な人は、他の人が悪口や愚痴を言うのを聞いて、とても嫌になるかも知れません。
ですが、その人は悪口や愚痴を言うことで、ストレスを解消したいだけのことです。
なので、気にしないでおけばいいのです。
そして、自分からは悪口や愚痴を言わないようにします。
同じように悪口や愚痴を言ってしまうと、その人とは仲良くできるかもしれませんが、それを見ている他の人は、あなたのことを軽蔑するでしょう。
8、仲間のよいところを褒める、感謝する
人には誰でもいいところが、あります。そういうところに気づいたら積極的に褒めるようするといいです。
もちろん、褒めすぎてしまうとかえってわざとらしいし、嘘っぽいので適度に褒めることが大事です。
また、露骨に褒めるのではなく、さりげない方が効果的なこともあります。
例えば、
「いつもオシャレですね」
「手際がいいですね」
「字がうまいんですね」
「○○さんが褒めてましたよ」
「ありがとう、いつも助かります」
「若く見えますよ」
「最初にしては、よくできてますね」
「なるほど、さすがですね」
「よく覚えてるんですね」
「etc」
褒める言葉もいろいろです。
ただし、日頃から褒め慣れていないと、褒めるのがぎこちなくなってしまうので、褒めることを習慣にするといいでしょう。
9、素直に謝罪をする
仕事をすると、失敗してしまうことや間違えてしまうことがいろいろ出てきます。
そんな時には、素直にしっかりと謝罪をすることが大事です。
頭を下げるだけで言葉足らずだったり、謝罪の声が小さかったり、頭を下げなかったり、相手の目を見て謝らなかったり、このような謝罪だと謝罪だと認めてもらえない可能性が高くなります。
謝る時には、しっかりと相手の目を見て、心から謝罪をすることが大事です。
「本当に申し訳ありません。今後このようなことがないように気をつけてますので、許して下さい」
ここまで言えば、たいていの人は許してくれます。
それでも許してくれないなら、何度でも謝るようにします。
なかなか許してくれない時には、相手がよほど頭にきている時です。
そんな時には、日をあらためて謝罪をしたり、手紙を書いたりいろいろ工夫をするといいでしょう。
とにかく、自分が悪いことをしたと思うならしっかりと謝って許しをもらうことが大事です。
10、仲間を好きになる
仲間を好きになると、仲間から好かれるようになります。
ただし、自分の好みがあるので必ず好きになれるわけではないですよね。ですから、好きになることは、必須ではありません。
ですが、少なくとも嫌いにならないことが、バイト仲間といい関係を築くためには大事になります。
人が嫌いになるのは、自分の価値感で勝手に嫌いになっていることが多いです。ですので、価値判断をすることをやめれば、嫌いにはなりません。
これは、簡単ではないかもしれませんが、仲間と仲良くやっていきたいのならば試してみる価値があります。
まとめ
バイト仲間といい関係を築くための10個の方法はこちらのようになります。
1、挨拶をする
2、笑顔で話す
3、嘘をつかない
4、自分の考えを押しつけない
5、バイト仲間を尊重する
6、仕事に責任を持つ
7、悪口や愚痴を言わない
8、仲間のよいところを褒める、感謝する
9、素直に謝罪をする
10、仲間を好きになる
すべてのことを一度にやるのは大変かもしれませんが、できることからやっていくといい関係をしだいに築いていけるはずです。
バイトにしろ正社員にしろ、1日のうち仕事時間はかなり長くなります。
ですので、どうせならよい人間関係の職場でいたいものですよね。
だとしたら、少しずつでもトライしていくことがおすすめです。