投資とは、お金を増やすためにお金を使うことです。
お金を稼いである程度貯まったらそれを投資に回しさらにお金を増やすことができます。
ですので、投資をするためには投資するお金が必要なのでお金が全くないならまずはお金を稼がないといけません。
投資といってもいろいろあります。リスクがほとんどないものからリスクが高いものまで。
大事なことは投資について詳しく知ることです。知らないとどんな投資を選べばいいかがわかりません。
今回は投資方法についてお伝えします。
1、定期預金
定期預金をすることでお金を増やすことができます。
定期預金は複利で金利が増えていき、一定金額を満期まで預けることで元本+金利が満期後に得られます。
しかし、今は低金利時代です。金利は1%にも達していません。ですから、昔と違って定期預金をすることで増やせるお金はかなり少ないです。
投資としては最も安全かつ手軽ですが、現在はリターンが少ないためにお金を増やす方法としては効率が悪いです。
2、外貨預金
外貨預金をすることでお金を増やすことができます。
外貨預金とは外貨を購入してそれを一定期間預金して金利を得る投資です。
日本は低金利ですが、世界に目を向ければ日本よりも金利がはるかに高い国がたくさんあります。日本で定期預金をしてもほとんど金利が得られませんが、海外なら高い金利が得られるためお金を効率的に増やせます。
また、場合によっては為替差益が得られます。為替差益とは為替相場の変動で利益が得られることです。
例えば、外貨預金をした時、預けた時の円の為替相場が満期時に上がっていれば、為替差益となります。
しかし、逆に預けた時の円の為替相場が満期時に下がっていれば、為替差損となります。
さらに、通貨を買ったり売ったりすると為替手数料がかかります。
まとめると、
満期時の受取額 = 元本+金利+(為替差益 or 為替差損)-(為替手数料)
となります。
外貨預金は、投資としては比較的手軽ですが、定期預金よりはリスクがあります。
外貨預金で損をしないためのポイントはどの国の通貨で預金するかということです。ですので、過去の実績や現在の経済状況などをしっかり把握して投資する必要があります。
3、個人向け国債
個人向け国債を購入することでお金を増やすことができます。
個人向け国債は、国が発行する債券を個人が買えるようにしたものです。
個人向け国債は3年(固定金利)、5年(固定金利)、10年(変動金利)の3つがあり1万円から購入できます。
定期預金と似ていますが、定期預金が満期時に元本と金利を受け取るのに対して、国債は半年ごとに金利を受け取ることができます。
国が発行しているので、リスクは定期預金よりも少ないと言えます。ですが、今、国債の金利はとても低いために定期預金同様にお金を増やすために効率的な投資とは言えません。
4、個人向け社債
個人向け社債を購入することでお金を増やすことができます。
個人向け社債は、会社が発行する債券を個人が買えるようにしたものです。会社によって独自性がありいろいろなものがあります。ですので、選択肢が広い投資と言えます。
金利は定期預金や個人向け国債よりも高くなっています。しかし、逆に言えばリターンも大きいです。
例えば、会社が倒産してしまえば元本保証されなくなります。
ですから、個人向け社債を購入する場合、購入する会社の業績、過去の金利の状況、経済状況などを調べて投資しないといけません。
5、外貨MMF
外貨MMFを購入することでお金を増やすことができます。
外貨MMFは、海外の債券を購入する投資です。解約は自由にでき手数料も取られません。
外貨預金と似ていますが外貨預金よりも金利は高くなります。しかし、元本は保証されないのでリスクはあります。例えば、債券を発行している会社が倒産をしたら元本割れを起こしてしまいます。
満期時の受取額 = 元本+金利+(為替差益 or 為替差損)-(為替手数料)
FXや株式投資よりも手軽にできる投資ですが、為替リスクと元本割れリスクがあるので購入する場合は、特に為替相場に注意する必要があります。
6、投資信託
投資信託を購入することでお金を増やすことができます。
投資信託を購入することで、株、債券、その他の投資を間接的に行えるものです。
投資会社は投資家から資金を集めてそれを元に株式、債券など様々な投資を行い利益を得ます。その一部が投資家に配分されます。
投資は投資のプロが行うために、投資家が自ら投資するよりも利益が得られる可能性が高くなります。
ただし、プロが投資を行ったとしても必ず利益が出るというわけではありませんのでリスクはあります。また、元本保証はありません。
7、株式投資
株式投資をすることでお金を増やすことができます。
株式を購入してその株価が購入時よりも上がれば利益が出ますが、下がれば損益となります。
株式には株の上がり下がりでの利益の他に、定期的に配当金があります(ただし、無配当の株もあります)。
また、株主優待制度というものがあり、株を購入した会社の商品や商品券がもらえることもあります。
株式投資で損をしないためのポイントは、株価が下がった時に買い上がった時に売ることです。ただし、売買のタイミングは難しいので最初はリスクが低い株を低予算から始めることがおすすめです。
8、FX投資
FX投資をすることでお金を増やすことができます。
FX投資は通貨の売買を行うことで利益を得る投資です。
今ではインターネットを使い簡単に取り引きができます。レバレッジを利用することで手持ち資金の何倍もの取り引きができリターンも大きいですが、逆に言えばリスクが高い投資です。
FX投資をする場合、十分にFXついての知識を得ることが必要ですし、日々経済の状況をチェックしてやらないといけません。
簡単にはじめられますが、簡単にお金を失う危険性があるので初心者にはおすすめしません。
9、不動産投資
不動産投資をすることでお金を増やすことができます。
不動産(アパート、マンションなど)を購入し、それを人に貸すことで家賃収入を得る投資です。
購入する不動産はローンでも買えます。
特徴は他の投資に比べて高い金利が期待できることです。
しかし、リスクもあります。例えば、マンションを購入しても空き室になってしまったり、滞納されてしまうと家賃収入が減るので、投資したお金が回収できなくなる恐れがあります。また、地震などでマンションが倒壊して住めなくなると、大きな損失となります。
不動産投資をする場合、投資する不動産、不動産の管理会社、リスクに対する対応などあらゆる側面からチェックすることが必要です。
10、金(銀)積立
金(銀)積立をすることでお金を増やすことができます。
金(銀)積立とは、毎月一定額で金や銀などの希少金属を購入する投資です。
金や銀の価値は安定していますので、価値がなくなることはまずありません。また、金や銀は価格が変わりますが、一定期間購入すると、リスクが小さくなります。しかし、リターンもそれほど大きくはありません。
積み立てた金や銀をお金に買えたい場合、金や銀を売却します。売却額は売却する時の金や銀の価格により変わります。また、お金に変えずに金や銀の地金や金貨、アクセサリーなどに変えることもできます。
まとめ
お金を貯めるための投資方法10選をまとめるとこちら。
1、定期預金
2、外貨預金
3、個人向け国債
4、個人向け社債
5、外貨MMF
6、投資信託
7、株式投資
8、FX投資
9、不動産投資
10、金(銀)積立
上記10の投資方法、どれがいいとか悪とかはありません。
基本的に、
預金や国債や金(銀)積立などはローリスク・ローリターン、外貨MMFや投資信託などは、ミドルリスク・ミドルリターン、不動産投資、FXなどは、ハイリスク・ハイリターンです。
メリットとデメリットを十分調べて、自分に合った投資方法を選ぶようにするといいでしょう。